読んだ漫画や小説は「自分なりに感想を持とう」みたいなことは考えてます。別に深い意味は無いのですが、何かものを見たときに「面白かった」「つまんなかった」で終わるのはどうにも寂しいというか、感覚だけでものを語っている雰囲気がマズい気がしてます。
というのも、たとえば自分が作ったものを説明するときに「かっこいいから」だとどうにも説得力に欠けちゃうからです。とはいえ俯瞰的にものを見てしまうと面白みに欠けるので、いったん楽しんでから、と言う感じです。
で、よつばと。相変わらず面白いなあ、というのが素直な感想。
一番ヒットしたのはしんぶんの回で、雑誌掲載時も立ち読みで笑いをこらえるのがキツいくらいウケました。どの回にしてもそうですけど、よつばの行動が面白いです。
連載開始当初はどうにも「よつばらしさ」ってのがよく分からなくて微妙だったんですが、4巻の掲載分はマジで面白いです。特にキャラクタを増やしたりしていないのに4巻でこのクオリティを出されると「流石はあずまきよひこだ」と思わせられます。
キャラクタの表情とか、とーちゃんとジャンボのおとなげなさとか、見るべきところはたくさんありますけどとにかく面白かったです。
風華の恋話とか、「あずまんが大王」ではとことん触れてこなかった人間くさい話とかもずばずばやってますが、それでもキャラクタの間抜けっぽさと言うか、よつばと!らしさを維持しつづけてるのを見て「あずまんが大王は作者本人にだって超えられないだろうなあ」と思っていたのが少し揺らぎました。王道ギャグだとは思いませんが、あずま氏のスタイルは、きっと真似ても最後まで「劣化コピー」で終わってしまいそうな、なんだか圧倒的な強さがあります。
あとは漫画と関係ないことなんですが、里見さんのデザインが今回も光ってました。この人のデザインは毎回すごいなあと唸らされます。